MacにはSide Carという機能があるのをご存じでしょうか? 私も知ってはいたのですが、腰を据えて試す機会がなくて使っていませんでしたが、ある日勤務先の会社からiPadが支給されました!(正確には貸与だけど)なんて素晴らしい弊社! でも使い道ない! と思っていましたが、これはSide Carを使うチャンスかもということで早速作業の効率化になるかと思ってやってみました。
Side Carってどういうこと? 全然わからない。
Macの画面とiPadの画面を繋げて、モニターが2台あるように使える機能のことをSide Carって言うんだよ。
ふーん、どういう時に便利なの?
例えば、YouTubeを映しながらブログを書くとか同時作業をするときに、1台はYouTube画面、もう1台はブログ画面を出すことができたり、絵を描きながらもう1台では資料を映すなど、ブラウザ・アプリ間を行ったり来たりしているときに便利だと思うんだよね。
Side Carのやり方
Side Car
Mac のデスクトップを拡張またはミラーリングするディスプレイとして iPad を活用できます。
まず、Mac と iPad が Sidecar のシステム条件を満たしていること、その双方で同じ Apple ID を使ってサインインしていることを確認しておいてください。
Mac のウインドウのフルスクリーンボタンの上にポインタを置いて、そのウインドウを iPad に移動するオプションを選択します。
https://support.apple.com/ja-jp/HT210380
やり方はとっても簡単ですね。MacとiPadで同じApple IDでサインインして、iPadに移動するオプションを選択するだけです。
で、さっそくやってみました! ところが私がやりたかったことができないのにここで気づきました… 何が出来なかったのかを説明しますので、同じように考えている人は参考にしてください。
デメリット1:iPadはタッチスクリーンではなくなる
ええーー! そうなの? って声が出るぐらいに衝撃的でした。iPadのタッチスクリーン機能はそのまま使えると思うじゃないですか? でもSide Carで繋げてしまうと単なるディスプレイになってしまって、Mac側のマウスやトラックパッドで操作するしかないんです。
私はPhotoshopの画面をiPadに移動させてタッチスクリーンで拡大縮小したり、Apple pencilで絵を描いたりしようと思っていました。Mac側では素材を探したり、参考画像を表示したりで効率的にできると思っていました。
残念ながらそれは一部出来ません! 同じように考えている人は注意です! なぜ一部かと言うとApple Pencilは使えます。ただ指のタッチは機能しません。
・iPadの操作にタッチスクリーンは使えない
デメリット2:iPadから音は出ない
えええ! これもあかんのーと思いました。私はセミナーの動画をiPadで映しながらMacで作業をしようと思っていたのです。それでブラウザの画面をiPadに表示させて、iPadの音量を大きくしてみると、、
音が出ない!
故障かなと思いましたね。なんでだろうとしばらくいじっていたんですが、ひょっとしてと思ってMacの音量を大きくすると音が出ました。
ええ、、ディスプレイを拡張する機能なので考えてみるとそうなのですが、、離して置いているiPadで動画を見て、Macから音が出るのってなんか気持ち悪くないですか?
というわけで、この使い方も出来ないことが分かりました。。
・iPadで動画を見ても、iPadのスピーカーは鳴らずにMacから鳴る。
まとめ
というわけで私が思っている使い方ではうまく活用できないことがわかりました。ただ使えないのは私のような使い方である
- iPad側でタッチスクリーン機能を期待した作業
- iPad側で表示した動画の閲覧
これを期待している人には向きません。
しかし単純に拡張ディスプレイとして使う人には便利な機能だと思いますので、ぜひお試しください。