
結論:Macで動画編集・大容量データ管理をする人にちょうどいい外付けHDD
先に結論から。
IO-DATAの「カクうす(HDPX-UTSCシリーズ)」2TBは、
- Macでそのまま使えるUSB-C対応
- 薄型・軽量でデスクでも邪魔にならない
- SSDほどの速度は不要だが、容量はしっかり欲しい
という方にとって、容量・価格・デザインのバランスが非常に良い外付けポータブルHDDです。
特に、動画編集や写真データなど「消したくないデータ」を安心して保存したい人には向いています。
先に整理:SSDとHDD、どちらを選ぶべき?
外付けストレージ選びで必ず悩むのがSSDとHDDの違いです。簡単に整理すると以下の通りです。
| 項目 | SSD | HDD |
|---|---|---|
| 読み書き速度 | 非常に速い | SSDより遅い |
| 価格 | 高め | 容量あたり安価 |
| 耐衝撃性 | 強い | やや弱い |
| 向いている用途 | 作業用・高速処理 | 保存用・大容量管理 |
今回の用途は「動画素材や編集データの保管」が中心だったため、速度よりも容量とコストを優先しHDDを選択しました。
Macに合う外付けHDD|IO-DATA カクうす(HDPX-UTSCシリーズ)2TBレビュー
現在使用しているMacは512GBモデルです。画像編集が中心だった頃は特に不自由を感じていませんでしたが、YouTube用の動画制作を始めてから状況が一変しました。
動画編集では、素材・編集データ・書き出しファイルと、想像以上にストレージ容量を消費します。容量を気にするあまり、あるとき「書き出したし元データは不要かな」と判断して削除してしまいました。
ポチッ(削除)
――数日後。
「あ、ここ修正したい」
……え?
元データ、ない。
なにやってんの私!!
Macの容量を気にしすぎた結果、動画制作を一からやり直すという地獄を味わいました。
泣きました。心の中で。これはもうダメだ。
外付けHDDを買おう。今すぐに。
外付けHDDに求めた条件
今回、外付けストレージに求めた条件は以下です。
- ポータブルタイプ(電源アダプター不要)
- 容量は最低でも1TB以上
- 薄型・コンパクト
- USB-C接続に対応
- Macと並べたときに違和感がないデザイン
条件だけ見ると、意外と選択肢は絞られます。
購入直前で立ち止まれた話
最初はスティック型SSDを検討していました。USB-AとUSB-Cの両対応でコンパクト。1TBで使い勝手も良さそう。
一度はカートに入れたものの、少しでもお得に買いたくてポイントアップデーまで待つことにしました。
……あれ?
値段、めっちゃ上がってない?
ポイントアップデーに値上げとは……商売上手ですね(白目)。
一瞬ムキー!となりましたが、そのときふとこう考えました。
「これはこの商品を買うべきではないと教えてくれたのだ」
そう視点を変えることで冷静になれました。この考え方は、買い物だけでなく意外と大切だと思います。
結果的に、改めて探し直したことで、より自分の用途に合う製品に出会えました。
「カクうす(HDPX-UTSCシリーズ)」レビュー
そこで目に留まったのが、IO-DATAの外付けポータブルHDD「カクうす(HDPX-UTSCシリーズ)」です。名前のインパクト、強いですよね。
- 厚みわずか8.6mm
- USBバスパワー対応(電源不要)
- USB-A / USB-C 両方のケーブルが付属
- アルミボディ採用
- Macと相性の良いカラー展開
- 比較的手頃な価格帯
条件をほぼ満たしており、将来的な余裕を考えて2TBモデルを選択しました。というわけで、ここからは実際に使ってみたレビューです。
開封


パッケージは非常にコンパクト。今回はシルバー×グリーンを選びました。シルバーのMacと並べたときの統一感はかなり良いです。ミッドナイトの本体にはブラック×レッドのほうが合うかもしれませんが、なぜかしっくりこなくてシルバーにしました。なぜか私はシルバーに心を持っていかれました。
Macとの統一感、大事。

中にはケーブルが2種類入っています。
- USB-A
- USB-C
これ、地味にめちゃくちゃありがたいです。
最近のMacBook AirはUSB-Cのみ。
USB-AだけだとHUB必須になりますが、
USB-Cケーブルが付属しているので直挿しOK。
ちなみに
- HDPX-UTSCシリーズ:USB-A / USB-C 両方付属
- HDPX-UTSシリーズ:USB-Aのみ
なので購入時は注意してください。





本体はこちら。
アルミボディのシルバーが美しく、Macとの相性も抜群です。
外周のグリーンのアクセントもいい感じ。
そして何より……薄い!
厚みはわずか 8.6mm。
重さは 約130g で、体感的にはiPhoneよりもっと軽いくらい。
私は持ち歩きませんが、
この軽さならカバンに入れても全然ストレスなさそうです。
Macと接続

USB-CケーブルでMacに接続。バスパワー駆動のため電源アダプターは不要です。接続すると前面のLEDランプが青く光り動作状況が確認できます。
主張しすぎないのが好印象。
Macと並べてみるとアルミボディだから出る風格がMacとぴったり合っている気がします。
Macに認識

接続するだけで、あっさり認識。
特に難しい設定もありません。
容量も 2TBしっかり確認。
今後はしばらく時間がたった動画素材はカクうすに移動してバックアップをとってからMac本体からは削除するつもりです。
まとめ
Macの容量不足に悩んでいるなら、
外付けHDDはもっと早く導入すべきでした。
IO-DATAの「カクうす(HDPX-UTSCシリーズ)」は、
- Macと相性の良いUSB-C対応外付けHDD
- 薄型・軽量で扱いやすい
- アルミボディで見た目もMacと好相性
- 2TBでも手の届きやすい価格
という点で、非常にバランスの取れた製品です。
SSDほどの速度が不要な用途で、 「容量を気にせず作業したい」 「信頼できるメーカー製を選びたい」 という方には、有力な選択肢になるでしょう。
個人的には、容量を気にしてデータを削除するというストレスから解放されたことが最大のメリットでした。Macのストレージ不足を感じている方は、一度検討してみる価値があると思います。
